名前を呼ばないで。

花見は来週。掲示板のチェックよろー。
こんにちは,ゆかしです。


家電(いえでん)固定電話なんて言葉がある。
これらは ここ数年のうちに普及した言葉で,少なくとも10年以上前には これらの単語は殆ど使われなかった。


なぜ最近になって使われだしたかと言えば,勿論 携帯電話の存在である。
それまでも自動車電話や公衆電話はあったのだが,それらは”電話”の牙城を崩すものではなく,”電話”と言えば 100%家に備え付けの電話を指していた。
しかし携帯電話の普及によって牙城は崩され,区別する必要が出てきた。
”電話”と言えば携帯電話のことを指し,家 備え付けの電話には”固定”と云う形容がデフォルトになる日は近い。
が,携帯電話には携帯(ケータイ)と云う呼称が定着している。


省略する際に形容部分だけを取り出して名詞化してしまい,本質部分が消えてしまう。こういった省略は,実はよく見られるパターン。探してみたらけっこうある。
例えばスーファミ



また,その固有名称に今迄なかった概念が含まれており その固有名詞が一般名詞化する,というパターンもよくある。
例えば”波動拳”や”ヨガ(フレイム)”などで,”逆ヨガ”と派生したりもする。
これらは基本的にボタン操作を含まず レバー(方向)操作にのみ言及している単語で,「波動パンチ」波動拳キック」などと使われる。


不思議なのは 溜め操作コマンドにはこういった名詞化は行われないことだ。”ソニック”や”SBK(スピニングバードキック)”などとは呼ばれない。
ただ「横溜めパンチ」「下溜めキック」とだけ言われる。


ここで注意しなくてはいけない事は勿論,”溜め―”と言われた際 ターンパンチコマンドアニーダイナミックコマンドを指している可能性がある事である。
もしかしたらメタな概念ではなく 固有名詞……つまり単なる技名を指しているのかもしれない。
勿論”れんごうのにしむら”だ。