三人寄れば鎮守の森。

下腹部はあざなえる縄の如し。こんにちは,ゆかしです。



「涙と笑いの違いは 何か,判るかい?」

「ふたつとも感情表現だけど・・・」
「涙は悲しい時,笑いは楽しい時に起こるもの,ですか?」
「痛い時,面白い時ってのもあるよね」



「涙は独りでも起きるもの,笑いは複数以上の存在が居て 起こるもの,だ」
「?」
「・・・。2人以上いないと笑いは存在しない,ってコト?」
「笑いとはね,誰かと比較・共有する事で はじめて起きる感情表現だ。共有するものは 過去の経験であったり,知識であったり,考え方であったり,様々なものがある」
「けど『思い出し笑い』ってのもありますよ」
「それは比較・共有対象が,物理的に『今,この場』にいないだけ。共有は実行されている」
「『笑いのツボ』という言葉がある。それが共有ポイントの事で,知識・経験・思考に交わるところがなかった場合『えっ,今の笑うトコ?』って状態になる。つまり笑いは公約数なのだよ」



「公約数だからね,万人に笑いが起きる現象なんて有りはしない」
「それでいくと・・・お笑い芸人っていうのは『最大公約数を目指している』ってコトになるのかな?」
「・・・そうだな。そう言えるだろう。ただ当人たちの手法や考えがあるから,『最大』とは一概に言えないだろうけど」
「所謂『ボケ』にも色んなタイプがありますしね」



「ここの管理者は,笑いの感覚がどうも微妙にズレているらしいよ」
「VF4でリオン使いの【リオン(蟷螂拳)】って名前の人がいて,ここの管理者は『すげぇ面白い名前』と絶賛。だけどその感動を他者に伝えても,誰からも共感を得られなかったらしいです」
「【クリルタイ】や【互いに素】って単語を『その存在だけで面白い』とお気に入りで,頻繁に使っているけど・・・」
「多くの人と共有できる感覚ではないですよねぇ」
「まぁその事も承知しているらしいけどね。そのうえで『多くの人間と共有するつもりじゃない』と,このblogを書いているらしいけど」
「それって開き直り・・・」
「・・・まぁ 笑いが他との共同作業である以上,多かれ少なかれ擦り合わせが必要になるという事か。そして・・・」



「ヒトは泣きながら産まれ,笑いながら死んでいく」



「ところで今日のカテゴリーって『独り言』なの?」
「ここの管理者の別人格同士の会話らしいですよ」
「・・・ふーん」