ナムコスティックを箱サブロウで。その3・天板編。

丸2日以上,目にゴミが入っているような感触があったんだけど,それがいつの間にやら無くなった。今日 病院に行くつもりだったんだけど。しかし眼球にキズがついているだろうから,どっちにしても行かなきゃならんか。メンドクサ。こんにちは,ゆかしです。


360で使っているナムコスティックなのですが,天板が鉄板なので,血と汗と涙を吸い込んで腐食しているわけですよ。右 掌があたる箇所と,左手の甲があたる箇所(当方 ワイン持ちなので)が錆び錆び。

さすがに酷いので 塗り直しをしようと思ったんだけど,どうせなら天板を自作することに。
鉄板ゆえ 冬場は 指先の体温がどんどん奪われる(笑)ので。いや,ほんと洒落にならないレベルで 対戦にならない。


テーマは初挑戦だけど,気楽に試してみよう。失敗してもスティックが壊れるわけじゃないんだから。

天板を外すには。

ナムコステの天板は星形のネジで留められている。外すには,ヘクスローブドライバが必要。サイズはT-8。
360の無線パッドを分解するのに使うドライバと同じもの。

材料。

硬い板ならなんでも良いと思うんで,厚さ2mm程度のボール紙で作ろうかと。
アクリル・塩ビ・金属なんかが一般的なんだろうけど,最初だから安い材料(たぶん50円位)で挑戦。切るのも楽(特別な工具が要らない)だろうし。


……と考えていたのに,ボール紙が売ってない。まわった3軒のホームセンタ,いずれも取り扱っておらず。100均の組み立て収納や 高級なお菓子(笑)の箱からもボール紙は採れるんだけど,周りになかった。だから方針変更。クリップボードを使うことにした。



↑こんなやつです。<クリップボード
昔の仕事に必要だったので 今でも20枚近く持っているから,転生させてあげる事にした。よく考えたらコイツも血と汗と涙をたくさん吸い込んでるよ。


素材はたぶん塩ビ。厚さは約2mm。

切る。

天板の型を取って切り出します。と言っても原始的な方法。

こんな感じ。


で,切り出し。カッタナイフで 思いのほか簡単に切れた。所要時間10分。
まず切れ目を入れてやると簡単に折れる。折れたところに 軽く刃でなぞってやるとアッサリ。


次にレバーとスティックの穴あけ。これがちょっとだけ大変。小一時間かかった。
ホットナイフ,リーマ,糸ノコなんかがあれば あっという間なんだろうけど,カッタナイフ一本で。
あらかじめ,ピザやケーキを分ける様に 切れ目を2本いれて4分割する。あとはその扇形の弧にそって切れ目を入れ,ひとつずつ切り落としていく。


最後に,ナイフとヤスリで調整。天板を気持ち大きめ,穴は小さめにとって,最後に調整した方が 失敗しないと思ったので。これに一番時間がかかり,2時間弱。


ネジ穴とレバーの位置さえ問題なければ,ボタンの位置は少々(3〜4mmまでなら)ずれても問題ない。気楽に挑戦。

仮組み。

とりあえず組んでみた。

なんかソレっぽい。色合いも狙った通りの感じ。


<ここから追記>

注意点。

ナムコステのボタンは,厚さ1mmの天板に ぴったり嵌る構造になっている。だからボタンのツメがある箇所(時計で云うと3時と9時),そこの天板の裏側を 軽く削ってやると良い。
またデフォルトの天板ねじは埋め込むタイプのもの(お皿型って言うのかな?)。普通のネジ(頭が設置面と平行のもの)と交換する。
<追記終了>


次回に続く。

余談。

板をナイフで微調整している時,なんか懐かしい感じがした。よくよく考えてみたら ビリヤードのタップ付けを行っている時とそっくり。
以前に書いた菊一文字をひっぱり出してきて 微調整を行った。ククク……楽しい。