ヲタとフィギュアとキャンデロロ。

カメラマンさん,ロシアの人をアップにしすぎ。<女子カーリング
確かにむちゃくちゃ可愛いけども。こんにちは,ゆかしです。


プルシェンコ圧倒的だったなぁ。<男子フィギュア
そりゃアナウンサも まだ5人も演技が残っているのにも関わらず「残り2つのメダルをかけて争います」って言っちゃうよね(笑)。
ロシアは,長野/クーリック&ヤグディンソルトレイクヤグディンプルシェンコトリノプルシェンコと,確実に王者の世代交代を行っているなぁ。すげぇ。


プルシェンコのフリーは"ゴッドファーザー"だった訳なんだけど,リレハンメルでのキャンデロロも"ゴッドファーザー"。二人のスタイルはまったく違うんだけど,オーバーラップした人も多いんじゃないかと思う。


4回転って,記号だよね。
ジャンプって,ルッツやらサルコウ,アクセル,フリップ,ループなどたくさん種類があるけど,違いを知っている人なんていったいどれ位いるんだろ? アクセルは伊藤みどりの影響で知っている人も多そうだけど。
違いを知っていても,見分けがつく人なんて殆ど居ないと思う。少なくとも僕には見分けがつかない(笑)。


4回転って,記号だよね。必殺技扱い。ウルトラマンで言ったらスペシウム光線だし,萌えで言ったらネコ耳。
記号化されたのは,(見分けがつかないにせよ)素人にも判りやすいってのもあるだろうし,浅田真央スルツカヤに勝っちゃったってのも大きいんだろうな。
もしや多くの人は(女子で)4回転飛んだらそれだけでメダルに届くと思っている?


キャンデロロ・スピンって技があって。まぁ必殺技なんだけど(笑)。
このスピンは ホントにダサ格好良い。殆どの人は見たこと無いと思うんだけど,見たら爆笑しながら「カックェェー!」と叫ぶはず。東方不敗な感じの技。
どんなスピンかと云うと,あぐらの様な姿勢……つまり空中浮遊する尊師の様な体勢でくるくる回る。
そう,スケート靴で廻っていないw


マンガ『エルフを狩るモノたち』で オスカー女優・小宮山愛理が刀身の無い剣(つまり柄だけ)を持ち,その演技力で刀身がある様に振る舞い,斬りつけ,相手が実際に斬られたとまで思い込ませるエピソードがあるんだけど。
長野五輪でのキャンデロロの"ダルタニアン"では,右手にサーベルが握られている様に見えた。
だからこそ長野金メダリストのクーリックも,キャンデロロへの敬意とパロディで,エキシヴィジョンでは刀を持って登場したのだろうし。


フィギュアスケートって 音楽に合わせてただ振りを付けるだけではなく,何かテーマがあってそれを表そうとするものだと思っている。だから"表現力"って言葉がよく用いられるのだろうし。


プルシェンコシャア。キャンデロロは東方不敗
つまり,方向性はまったく違うけど どっちも格好良いよ,と。


新しい採点システムだと,キャンデロロは上位に喰い込まないんだろうな。


「審判ではなく,観客のために演技をしたい」とは彼の弁。


折りしも2月17日はキャンデロロの誕生日。そんな事を思った。