液晶やプラズマは ゲイムに向かないのか?

以前の日記に書いたブラウン管テレビがお亡くなりになった。実は半年ほど前から調子が悪くなり,色々と対策しながら使っていたのだけど,今回で完全に壊れた。
そこら辺の出来事について 幾つか需要がありそうなネタがあるので,これから数日はテレビ日記を書くつもり。こんにちは,ゆかしです。


液晶モニタ,或いは薄型TVにXBOX360を繋いで遊ぶにしても,それで最も気になるのが遅延
実体験の感想を得ようと 検索をかけて調べてみても,

「気になる遅延は感じられない。しかしコアゲーマーでは無いので詳しくは判らない」
「筆者のレベルでは遅延は問題なかった。しかしEアスリートレベルでどうなのかは判らない」
……なんて云う ご意味不明なレポートばかり。


まぁ調べて収穫だったのは,最近の薄型TVでの遅延の原因は 「液晶だから」みたいな話ではなく,テレビに積み込まれている高画質エンジンの所為らしい。だからブラウン管であっても一部のモデルでは遅延が発生する(らしい)し,逆に高画質エンジンを積んでおらず『1フレ遅延』を謳っている液晶モニタなら 問題ないレベルだと思われる。
(1〜2フレ程度の遅延なら即座に体感できるものじゃない。たまに「体感できる。あんなTVじゃ無理だ」って言っている人がいるけど,そーゆー人は かすみの立ちPを見てからホールドできる人なんでしょう。これは皮肉です)


で,幸いにも うちにプラズマTVと液晶TVの両方があったので,繋いで確かめてみた。
プラズマはパナソニックビエラ(型番TH-37PX50),液晶はシャープ・アクオス(型番LC-32E5)。


結論から書く。
両方ともに,オフラインであれば 問題なくアクションやシューティングも遊べる。ただしオンライン対戦・協力プレイでは気になるレベルの遅延がある。
評判の良かったビエラでも この結果なのは残念。


まずはオフラインでの状況から。
格ゲーを含め 幾つかのゲイムを遊んでみたんだけど,気にならなかった。シビアなコンボとかもブラウン管と同じ様にできた。
2〜4フレ程度の遅延なのかな? アクオスの方が 気持ちモッサリしている様には感じたんだけど,これは遅延よりも残像で生じる視覚的違和感だと思う。


で,オンライン対戦。DOA4で 各30試合ほどこなしての結論が,『気になる遅延がある』。
実は普通に動かしている分には 遅延を感じる事は 殆ど無かったんだけど,タイトな判断を要する技術がことごとく失敗した。
『25フレ程度の間に,確認・判断・先行入力』『30フレ程度の間に,確認・判断・選択・先行入力』……そういった技術の先行入力がことごとく失敗。前者が単発打撃への確定投げ,後者が単発浮かし技のカウンタ・ハイカウンタ確認からの空中コンボ変更のことなんだけど,それが失敗に次ぐ失敗。結果論の積み重ねで,これは遅延しているだろうと。(そう言えるだけの技術レベルを持っているつもり)


ここからは推測なんだけど。
オンライン対戦(或いは協力)でマッチングに生じる遅延(3フレ)が,薄型テレビの遅延にあわさって,『気になる遅延』になるのではないかと。3+3で6フレの遅延になっているとしたら,そりゃぁタイトな技術は失敗する。
逆にオンライン対戦(或いは協力)であっても,リアルタイム対戦でないのなら遅延は感じないかも。例えばゴルフやビリヤードみたいなターン制の対戦。まぁ推測ですが。


ただまぁどうなんだろうね。『気になる遅延』なんだけど,DOAの野部屋を見ている限り,そんなタイトな判断を行おうとしているプレイヤはいないからなぁ。Sランクな人も含めて。
気にしない方が良いのかも。(これは皮肉ではない)